本年度も平成31年3月の新規高校卒業者への企業による学校への求人申込及び学校訪問が開始されました。
弊社でも、昨年に引き続き新規卒業者への求人活動を開始しました。
Webページを活用した企業PRだけでなく、卒業予定者の応募前職場見学などにも積極的に対応して、有能な人材の確保に努めたいと思います。
弊社では、職務遂行に必要な技術を身につけるだけでなく、社会人として生きていく上で必要なビジネスマナー習得についても、力をいれております。
ここでちょっと疑問・・・。
そもそもビジネスマナーとは何でしょうか?
現代社会は企業によって成り立っています。そこでこの社会は「企業社会」または「ビジネス社会」という言い方がされています。
社会ですからそこに生きる人は、その社会を知って身を処していかなければなりません。
ビジネス社会には、その社会を律するための秩序があります。この秩序を知ることがビジネス社会を知ることです。社会を知ったら、それに合わせて行動することが身を処するということです。
つまりビジネスマナーとは、ビジネス社会に身を置いたときの身の処し方ということです。
似たような概念で、「ルール」というものがあります。
違いを見ていきましょう。
・「ルール」:明文化された『規則』のこと。守らなければ罰則がある。
(交通ルールや野球のルールなど)
・「マナー」:相手を大切に思う“気持ち”を形式化したもの、「礼儀作法」。守らなくても罰則はなく、自発的に守るもの。
(ビジネスマナーやテーブルマナーなど)
つまり、ビジネスマナーとは、ビジネスにおける相手への“思いやり”ということもできますね。
次に、何故ビジネスマナーが必要なのでしょうか。
①ビジネスの場で信頼関係を構築するため
ビジネスの世界は、年齢・性別・経験・価値観の異なる人たちで構成されています。様々な人たちが共通して持てる一つの指標が「ビジネスマナー」です。
「ビジネスマナーの基本」すら身につけていない人は信頼できない、と考える人がたくさんいます。
②組織のイメージを左右するため
来客対応、電話対応やメール対応など、お客様から見ると、「対応した従業員一人ひとりが組織の代表」です。その際に、ビジネスマナーに反した対応をされたらその会社に対する印象はどういったものになるでしょうか。
たった一人の従業員が、組織全体の印象を左右することもあるのです。
③CS(顧客満足)のため
CS(顧客満足)には、「物的要素」と「人的要素」があります。
「物的要素」とは、商品の質が良い、種類が豊富など。それに対して「人的要素」とは人がすること、具体的には従業員の商品知識が豊富、笑顔で感じよく対応してくれるなどです。
人の価値観は様々ですが、どうせなら感じがいい“人”から買いたい、感じのいい“人”とビジネスしたいという人は多いです。
「ビジネスマナー」を身につけていれば、契約が取れたり、出世できるといったことはありません。しかし、「ビジネスマナー」を身につけていないことで、契約が取れない、出世ができないということはあり得ます。
以上の理由から、弊社ではビジネスマナー教育に力を入れ、個々の従業員の人間力と組織の競争力の向上に努めているのです。(髙)