グラビア印刷について

弊社、製造製品についてフィルムの印刷は欠かせません。
その印刷についての手法と技術をご紹介したいと思います。

主に印刷の手法は「グラビア印刷」になります。


「版」は凹版を用い、シリンダーに溝を刻み、窪んだ溝にインクを付着させ、
それをフィルムに転写していきます。


図A→シリンダー断面による、溝
図B→溝に、M(マゼンタ色)インクが入り
図C→シリンダーが回り、フィルムにインクが転写されます。

またC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)のインクを順にかけあわせて、写真、イラスト、文字を表現していきます。

また技術の進歩にて下記のような内容と、目的があります。

【旧式で中精度で安価】
●昔ながらの方式で、複数の色合わせが難しいため特色(減色数)で運用。

【説明】
①版(シリンダー)が直接「インキ皿」に浸かり、インクをくみ取りながら回る
②ドクターにより、版の溝以外のインクをこそげとる。
③圧胴により、フィルムに圧をかけ、版にインクを転写していく。

 

【新式で髙精度で高価】
●新しい技術を用いる事で、小さい文字での潰れカスレが少なく、
写真などの色表現を得意とします。

【説明】
①版(シリンダー)は直接「インキ皿」に浸からず、「ファニッシャーロール」が間接的にインクをくみ取り、均一にインクを「版」に転写していきます。
②ドクターにより、版の溝以外のインクをこそげとる。
③圧胴により、フィルムに圧をかけ、版にインクを転写していく。
④乾燥機の設置位置、大きさなどにより、印刷速度の向上。

印刷機の性能も大事ですが、データの作成方法、版の彫り方、彫る深さ等いろいろな要素が合わさって印刷をしています。

このような、印刷機の特徴を用いお客様の要望に応えながら、印刷の手段を選定しています。詳しい内容のご説明には弊社担当営業にお問い合わせください。(心)

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